住宅需要の指標改善が市場ムードの好転を後押ししようとしている。金属外装材で目安の一つになっている、国土交通省が集計する「持ち家」の新設着工戸数が今年1月にかけて3カ月連続で前年同月比プラスを記録。実際の引き合いや受注への波及には至っていないものの、採算改善に向けて製品価格の改定に踏み切る動きが顕在化するなど、年度末を控えて潮目の変化を迎えている。