旧正月(春節)前に底入れの気配を見せていた中国やアジアの熱延コイル市況が、米国のトランプ大統領による「対中10%関税」で冷や水を浴びそうだ。4日に発動した今回の関税は、中国の鋼材輸出に直接影響が及ぶ面は限られそうだが、春節明けのきょう5日から再開される取引では市場心理の重しとなることが予想される。一方、米でもホットコイル市況は軟調で、電炉最...