線材製品業界にとって2024年は、安価な輸入材が入着する中、価格維持に努める一年だった。足元でも運送費、労務費など、素材以外の部分は高騰しており、主要5品種(普通鉄線、ナマシ鉄線、釘、針金、鋲線)ならびにCH鋼線・磨棒鋼や特殊線、ステンレス線のメーカー・流通は採算確保に奔走した。関西の普通線材製品市場について、業界のメーカー代表として佐藤亮・...