原料炭は2025年、インドや東南アジアなどでの需要増を反映して、需給が大幅に緩和する可能性は低い。原料炭価格は昨年、一時の騰勢は失われたものの、1トン200ドル台で高止まりした。市場では、高止まり傾向が続くとの見方が一般的だ。 ここ数年、粗鋼生産を拡大しているインドの原料炭輸入が、原料炭の需給や価格に影響を与える傾向が顕著となっている。 イ...