関東地区の鉄スクラップは10月前半の反発後、約2カ月強にわたって様子見が続いた。市中の品薄と電炉メーカー各社の減産基調から需給が低位で均衡していたことが主な要因。ただ、海外需要の停滞感から輸出に先安観が強まる中、船積みを終えたシッパーが買値を引き下げ、湾岸価格はメーカー買値に先行下落している。年末にかけ地区需給が緩み、市況の下げ圧力はさらに...