日本鋳鍛鋼会によると、10月の鍛鋼(打放)生産は前年同月比1・1%増の4万4275トンと、6カ月ぶりに前年を超えた。ただ、同会は「ほぼ前年並みに戻った形であり、回復した実感はない」としている。鋳鋼(鋳放)生産は11・3%減の9676トン。「月産1万トン割れが常態化している」(同会)。 鍛鋼は主力の自動車や型用鋼、ロール関連が振るわず、船舶関...