今年も残すところ1カ月を切ったが、来年もコスト高の状況が続きそうだ。電力やガス、ガソリンなどエネルギーコストは原燃料価格や為替の上下動で変動するが、上がる一方なのは労務費だ。連合からは来年の春闘で5%以上の賃上げ要求が出されている。中小企業の多い鋼材流通も賃上げに対応しないと人材が集まらない。コスト高でメーカーが値上げすれば、流通は自社のコ...