今年もいよいよ師走を迎えた。条鋼建材市場ではいわゆる「秋需」はほとんど見られず、販売量が伸び悩んだ。価格面でも9月のメーカー値下げが要因となり、反落局面となった。だが流通関係者は「建値は5桁下がったが、需要家の指し値はそこまで厳しくなかった」と振り返る。「賃上げや輸送費高騰による流通コスト上昇の理解が浸透した」と評価し「切断などの手間の価値...