鉄鋼産業懇談会(鉄産懇)の廣瀬孝会長(日本製鉄副社長)は8日、今年度の国内粗鋼生産量について「弱含んでいる」と述べ、2023年度並みとしていた従来の見方に対し、下振れの可能性を示唆した。鋼材の国内需要は建設や自動車向けが盛り上がりを欠く中、下期での回復が見通せない状況となっている。また中国、韓国製鋼材の輸入増も国内需給に影響を及ぼし始めてお...