九州地区の鋼材市況は今年度はじめの上げ基調が一転し、多くの製品で弱含みとなっている。需要水準は7月から特に落ち込みが激しく、限られた案件を取り合う競争の中で、先行して異形棒鋼や酸洗鋼板の市場価格が下落した。さらに先月17日に東京製鉄が形鋼類の10月販売価格をトン1万2千円引き下げたことで、その他の製品でも下げムードが広がっている。 メーカー...