中部地区の特殊鋼棒線二次加工メーカーと、自動車関連ユーザーとの加工賃改善交渉が大詰めを迎えている。各社が期初から申し入れを継続する中、需要家がここにきて回答を示し始めたもようだ。各向け先とも上期中におおむね妥結する見通しにあるとみられるが、二次加工業が求める条件が完全に認められるケースは少なく、諸コスト高騰分の転嫁は不十分なものとなる公算が大きい。