形鋼や鋼板、鋼管類の主要向け先となる建築鉄骨業界は、依然として需要の端境期から脱していない。少子高齢化に伴う人手不足や物流・建設の「2024年問題」から施工能力が限られ、建築計画の見直しや延期、工期遅延などが頻発。残高を含めたゼネコンの受注量は持ちこたえているが、完工高が抑えられ収益につながりづらく、鋼材需要も後ずれする構図が続く。 下期(...