ドル安・円高の進行により日本の鉄スクラップ市況に〝海外安〟が波及してきた。これまで円安が日本の鉄スクラップ輸出価格を押し上げ、海外に比べ国内の鉄スクラップ市況が高止まりする〝海外安・国内高〟の環境が続いていた。しかし、急激な円高進行を受け、東京製鉄は7月中旬から各拠点で相次ぎ買値引き下げを実施。足元で国内市況は下げのピッチが速まった。東鉄は輸...