関西の鋼材流通はメーカー値上げに対応して唱え上げを開始したが、足元では実需の低迷から思うような販価の引き上げが進んでいない。仕入れ値高から採算悪化が懸念されるため、価格転嫁を急ぎたい局面が続く。5月27日に開催された大阪鉄商親和会2部会の例会内容を基に、主要品種の市況動向をまとめた。 5月の流通の値上げ浸透は、エンドユーザー向けの価格で高値...