「鉄骨需要は端境期」と言われ続けて久しい。昨年度の鉄骨需要量は391万トンと、リーマン・ショック以来14年ぶりに400万トンを割り込んだ。建設資材や労務費の高騰、さらには労働時間の規制強化による工事長期化も、施主の発注計画をとどめる要因だ。さらに大阪・関西万博のように工事費が当初の見積もりを大幅に上回り、見直しのため施工を中断する事例も。鉄...