日本製鉄によるUSスチール買収、大型再編の効果は? 鉄鋼新聞社社長に聞く鉄鋼業界の注目動向
業界再編により高まった日本の競争力、脱炭素の鍵を握る「水素還元製鉄」も武器に

一柳 朋紀
[聞き手・文] 鈴木 雅光
2024.5.15

「鉄は国家なり」という言葉があるように、鉄の生産量は国力のバロメーターの一つとされている。終戦直後、56万トンまで落ち込んだ日本の粗鋼生産量は、戦後の高度経済成長に乗り、1956年には1000万トンを突破。1980年には米国を追い抜いて世界一となった。しかし、1990年代に入ってからは中国や韓国の鉄鋼会社が台頭し、1996年には粗鋼生産量で、中国に世界一の座を譲ることになった。

 バブル崩壊、デフレ、人口減少による内需低迷など、「失われた30年」において、日本国内の製鉄業界では再編が加速し、さらには国境を超えた再編の動きも出てきている。国際競争が激化する中、日本の鉄鋼業界は生き残れるのか。同業界の現在と未来について、鉄鋼新聞社 代表取締役社長兼編集局長の一柳朋紀氏に聞いた。

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