経済産業・財務両省は、製鋼用電気炉で使う人造黒鉛電極のうち、中国からの輸入品についてダンピング(不当廉売)調査に乗り出す方針を固めた。中国製の黒鉛電極は2020年以降増加傾向にあり、日本市場でのシェアが高まっている。一方、日本の電極メーカーはここ数年、販売価格低下によって収益が大幅に低下。こうした損害と中国品の流入による因果関係などを調査し、...