長らくジリ安で推移していたニッケル系ステンレス薄板は、メーカーの2カ月連続の値上げを受け、下げ止まり感が出てきた。為替の円安進行もあり原料市況の値上がり基調が継続すると予想され、相場は先行き底入れ、反転へと向かうだろう。 需要面では全般に盛り上がりを欠く。建材向けは新築戸建ての低迷が続き、マンションやビル物件は計画があるもののいつ動くかが見...