関東地区の鉄筋市況は本格的な上昇局面を迎えている。建築需要の低迷で上値が重かった異形棒鋼の直送価格は、前月比でトン2千円高と2年ぶりに上伸した。電炉メーカーの値上げ姿勢を受けて店売りの在庫品が前月に先行して上昇していたが、ようやく直送品にも波及した。建築需要が端境期にあるため地場の建設会社向けなど小口の取引が中心だが、今後は大手ゼネコンとの商...