東京製鉄(社長・奈良暢明氏)はヘビースクラップを原料とする電炉材を用いた電気自動車(EV)を完成させた。ビルなどの解体で発生する老廃スクラップを原料に生産した電炉材で引張強度590MPaのハイテン材を製造。国内初の事例で世界的にも類を見ないという。 世界的に脱炭素化の流れが進む中、製造時のCO2排出量が高炉材に比べ低い電炉材への関心が高まり...