EU(欧州連合)が10月から実施する炭素国境調整措置(CBAM)をめぐり、日本の鉄鋼業界が対応に追われている。EUの欧州委員会は今月中旬、10月から実施する報告制度の細則案を公表。これに対する意見公募(パブリックコメント)の締め切りが間近に迫っているためだ。EUが輸入業者に報告を求める内容は多岐にわたっており、ある鉄鋼メーカーの関係者は「一つ...