――まずは鉄鋼事業を取り巻く環境から。 「海外は金融引き締めを受けて、鋼材需要は芳しくない状況となっている。影響の大きい中国は、本来ならばゼロコロナの後に景気回復が期待されていたが、景気刺激策が十分に奏功していない状況だ。財政出動や金融緩和の動きもあると聞くが、十分に機能しておらず、特に不動産の価格が低迷していることが重い問題だ。その結果とし...