――鉄鋼事業を取り巻く環境をどうみていますか。 「国内をみると自動車向け需要が回復してきており、通期で国内完成車生産台数が900万台に届く可能性もありそうだ。自動車そのものに直結する分野は台数見合いで数量が増えてきており、部品関連も必ずしもまだ台数なりとはいかないまでも、少しずつ戻りつつある。国内製造業の普通鋼内需の約4割が広い意味での自動車...