――まずは取り巻く事業環境について。神戸製鋼は特に自動車分野向けの比率が高くなっています。 「自動車分野は昨年度、需要の回復が遅れた上、結局は回復しなかった。今年度はどうかと言えば、主要因だった半導体不足を含めて、状況はあまり変わらないのではないか。23年度の下期はわずかに需要が増えるかもしれないが、通期でみると微増との前提を置いている。昨年...