高炉メーカーによると、2023年度の鋼矢板・鋼管杭などの土木用鋼材需要は前年並みの水準となる見通しだ。22年度は積算価格が上昇し、公共投資予算に限度がある中で数量が伸び悩んだ。特に鋼矢板は目立った災害復旧関連需要もなく「1~2割減少した」(高炉筋)と減少幅が大きい。鋼管杭についても大型プロジェクトの時期ずれなどが起こり、両製品とも30万トン前...