2022年度の鉄スクラップ輸出は600万トン台と11年ぶりの低水準にとどまりそうだ。年度ベースで輸出量が700万トンを下回れば2年連続となる。ロシア―ウクライナ問題を契機としたアジア各国の景気減速に加え、日本の鉄スクラップ市況が高止まりし〝国内高・輸出安〟の環境が続いたことが輸出量の減少につながったものと見られる。特にベトナムなど東南アジア向...