原燃料費の高騰が続く中、中部地区特殊鋼流通加工業者のコスト意識が大きく変わり始めてきた。急激な経費の値上がりという切迫した状況を受け、コストが上がるごとに随時、複数回にわたってマージン改善を実施する動き、加工賃改定を単独で売値に反映させる動きなど、これまで見られなかった価格転嫁の動向が顕在化している。こうした要請に対して、自動車関連を含む需要...