昨年に続いて2022年もコロナ禍で新年を迎えた。オミクロン株感染者の急拡大により、昨年後半から徐々に見えつつあった社会経済活動の正常化は、その道筋に再び不透明感が出てきた。今年の東北地区鉄鋼マーケットも、需要はあるものの楽観はできない状況と言えよう。昨年はコロナ禍に鋼材高騰、メーカー納期の長期化といった不確定要因が加わり、建設分野では着工遅れ...