1986年に新日本製鉄に入社。当時八幡製鉄所内にあった研究所で、高炉への微粉炭吹き込み技術に改良を重ねた日々が仕事の原点だ。製造現場へ異動してからも、高炉をはじめとする製銑技術の高度化にずっと情熱を傾けてきた。 君津、室蘭、鹿島の各製鉄所で製銑部長を、本社で製銑技術部長を歴任したほか、大分製鉄所長も務めた。「行く先々で多くの人々と出会い、苦...