昨年末に起きた設備トラブルで出銑を一時停止した日本製鉄・九州製鉄所大分地区(大分市)の高炉が通常の操業状態へ回復するには、少なくとも今後2週間程度を要する見通しだ。大分地区は、自動車などに使う熱延コイルや造船用の厚板を生産している。既に送風は再開しているが、大幅な減産は避けられない情勢で、減産規模は数十万トンに上るとみられる。 トラブルが発...