亜鉛の国内価格が14年ぶりの高値圏で越年する。年間を通じて上昇基調で推移し、溶融亜鉛めっきメーカーの採算を直撃。厳しい収益を余儀なくされてきた一方、構成比率が最も高い建築材向けの引き合いが戻るなど薄日も差す。分野や地域によって差はあるものの、需要は回復基調を維持しており、年明け以降の環境改善に期待がかかる。