――次は原料。今年は鉄鉱石や原料炭だけでなく、鉄スクラップや合金鉄も含め鉄鋼原料全般で上昇局面があった。A 主原料に関しては、年前半が鉄鉱石、年後半が原料炭と、上昇のタイミングにずれがあった。鉄鉱石と原料炭はいずれも高炉メーカーしか使わない原料。本来は鉄鋼生産の増減に連動して同じベクトルで動く。真逆の動きとなった今年の現象は、日本がオーストラ...