軸受鋼の20年度熱間圧延鋼材生産は、19年度比18・2%減の70万3千トンで、2年連続で100万トンを下回った。 19年度下期から自動車関連需要の低下やサプライチェーンにおける在庫調整の影響で低調が続き、挽回のタイミングで新型コロナ禍に見舞われ、本格的に回復軌道に乗ったのは20年度下期後半だった。この状況で、18年度比では31・9%減の低水...