ニッケル系を中心とするステンレス冷延鋼板の1~10月入着量が15万トンに達し、2021暦年は過去最高だった18年(16万2564トン)を超える見込みだ。価格面では原料高騰を背景に欧州市場にけん引される形でSUS304のアジア市況が急騰し、日本の店売り市場で国内材とアジア材の価格がかけ離れる二重価格構造は解消した。一方、価格高騰でも入着量は大...