政府が鋼材輸出の抑制を掲げる中国から熱延コイルを輸出し売り込む動きが鮮明になってきた。メーカー自身は政府方針のもと輸出には慎重だが、中国系トレーダーが上海先物市場の取引を利用し、国際市況との値差で儲けられることが「異常現象」を生んでいる。 17日時点の上海先物のホット価格(来年1月限月)はトン当たり4400元前後、ドル換算では690ドル程度...