薄中板流通各社の先行き需給動向に対する見方は「明暗」が混在する。足元の末端実需低迷が長引き、その一方で入荷が促進し在庫荷ぞろえが整って品薄感が緩むことへの懸念が一つ。別の見方は、自動車を主体に減産から一転し、挽回生産が本格化すれば再びタイト感が訪れるとの期待感だ。判断が難しいだけに、市況のベクトルもこう着状態にある。そんな中で直近、国内外に...