18歳で建築板金の世界に飛び込んだ。この道を歩んで半世紀。修業時代は、手作業による母材の加工から施工まで徹底的に叩き込まれた。「おかげでどのような現場に出向いても、収まり良く、屋根を施工できるようになった」と振り返る。 特に銅板屋根の施工に卓抜。銅板をジグソーパズルのように細かいピースに切り出し、屋根を葺く。仕上がりは緻密で繊細なモザイク画...