東日本大震災から10年半。震災の教訓を踏まえた津波対策の見直しを受け、さらなる強靱化が求められてきたのが防潮堤や防波堤だ。鋼管杭を活用することで、想定を超す巨大津波の力を受けてもすぐに崩壊しない「粘り強い」構造を持たせた製品や工法の開発・整備が進んでいる。 代表例の一つがJFEエンジニアリングの「ハイブリッド(HB)防潮堤」だ。垂直に打設し...