飲料用アルミ缶の値決め方式に変化の兆しが見え始めている。アルミ地金などの価格変動を織り込んでいない「モノ価格」が主流の国内アルミ缶市場において、一部の製缶・飲料メーカー間で、年初からアルミ地金価格の変動をスライドさせる地金連動取引が始まった。海外では主流の取り組みだが、国内取引での導入はまだ限定的。今後、この取引形態が国内市場に広がる可能性もある。