中国鉄鋼業で、今年下期に大規模な減産が実施される見通しだ。政府からの正式な通達は確認されていないが、省や直轄市など自治体ごとに減産量が割り当てられ、2021年の粗鋼生産量が前年を上回らないよう抑制されると見込まれている。仮に実行されれば、上期比で下期は6千万トン規模の減産が必要となり、鉄鋼原料や製品需給にも大きなインパクトを及ぼしそうだ。