同じ鋼板製品ながら「薄中板の周回遅れ」と言われてきた厚板も、いよいよ市中における品薄、調達難の様相が鮮明になってきた。東京製鉄が7月契約販価で厚板のみ連続値上げを実施し、海外主要ソースも対日向け大幅値上げおよび引き受け調整に拍車を掛ける。 材料ひっ迫の影響でヒモ付き関連の切板加工が当該シャーで間に合わず、市中に還流。この動きは今後さらに増え...