世界的な需給ひっ迫を反映し、電磁鋼板の国際価格が大幅に値上がりしている。変圧器(トランス)で使われる方向性電磁鋼板(GO)は昨年の底値から1千ドル以上値上がりし、トン当たり3千ドルを突破した。日本の大口顧客である欧米重電大手向け下期輸出商談も1千ドル規模の値上げが浸透しており、なお先高観は強い。 GOは世界でも生産できるメーカーが限られる一...