二酸化炭素(CO2)を排出しない「ゼロカーボン・スチール」の開発・実用化に向け、その第一歩となる官民共同の先導研究事業が2年目に入った。ゼロカーボン・スチールをめぐっては水素を還元材に使う製鉄プロセスが有力視されているが、現時点では複数の手法が候補に挙がる。ただ、いずれの技術も一長一短があり、決め打ちは禁物。研究チームは現在、周辺技術も含め...