日本の非鉄金属産業では特性や精度を高め、技術力で海外勢と差別化して付加価値を確保する戦略が一般的だ。電動化や運転自動化などで技術革新が進み、長期的に市場が伸びる自動車関連を注力分野に位置付ける企業が多いが、最近になって医療関連市場にも力を入れる動きが目立ってきた印象がある▼先日取材した素材メーカーは血管の中を通すカテーテル用のタングステン線...