高張力鋼の副原料などに使われる電解金属マンガンの国際価格が高止まりしている。中国品の対日価格は4月以降も1トン当たり2800ドル台(着価格)で推移。3000ドルを突破した3年前の水準には届かないものの、それに次ぐ高値レベルが続いている。高炭素フェロマンガンなどマンガン系合金鉄も全般に高止まりしており、副原料の調達コストを押し上げる一因となっている。