財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表をもとに1月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、熱延コイル輸出は供給余力が限られる中でタイやベトナム、インドネシアなど東南アジア向けが増加した。厚板輸出は、直近では17年8月の14万5千トンに次ぐ低水準で、高炉大手の鉄源がタイトなことから薄板類に比べ価格上昇が遅れている厚板輸出が絞り込まれている。(カッ...