日本鉄鋼協会の個人会員数が減少している。今年2月末時点の個人会員(外国会員、維持会員除く)は7798人で、この1年間で約1割減少した。学術研究者らの鉄鋼離れなどを背景に直近ピークの2009年(8903人)以降は大きな流れとして漸減傾向にあったが、これに新型コロナウイルス禍が拍車を掛けている。個人会員数は日本鉄鋼業の潜在的な技術開発力を示す尺度...