関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況が続伸基調となっている。メーカー値上げによる仕入れ価格の上昇を顧客に転嫁する動きが続き、昨秋以降、これまでにほぼ2万円高が浸透し、目先は「もう1万円」(扱い筋)の転嫁を図る流れにある。足元ではLMEニッケル価格が大幅に低下し、ニッケル系ステンレススクラップ市況は来週以降、5カ月ぶりに下落する可能性が...