2020年における溶接材料の出荷量は前年比19・1%減の約20万4千トンと再び落ち込み、暦年として日本溶接材料工業会の統計でこれまで過去最低だった16年(24万トン)を大幅に下回った。新型コロナ禍の影響で自動車や建設向けが落ち込み、造船では新造船の受注低迷による手持ち工事量の減少や操業の引き延ばしがあるなど、主な需要分野で下振れ要因が相次い...