東海地区の自動車生産回復もあり、高炉メーカーなどの薄板生産も計画比で上振れしてきた。地区薄板流通市場には、値上げも含めた観測が出てくる一方、自動車以外の製造業が停滞していることから、秋以降の市況、荷動きを厳しく見る扱い筋も多く、関係者によって見通しが異なる「二極化傾向」が強く出てきた。需要の停滞が長期化すると、中小の扱い筋を中心に先行き懸念が...